お遍路の心得
白い白衣を脱ぐまでは、あなたは弘法大師と何じです.どのような事があっても我慢し、仏の
言葉を静かに読み、精神をします。経に日く、「心は放逸になりやすく、守りにくく、ロにする
言葉はまるで斧のょうに人を傷つける」ものです.「全てのものは我がものではない、思うよう
にはならない・・・」そう、わかっているのに心が騒ぎ、苦を感じます。十分に恵まれているの
に欲は飽きることなく湧き、苛(いら)立ち、てむかいしない人に心無い言葉を投げ、傷つけて
しまいます.いつも笑顔を見せましょう.他人を喜ばせると、自分も喜べます。

遍路の心得
 三信条
●摂取不捨の御誓願を信じ、同行二人の信仰に励む。
●何事も修行と心得て愚痴、妄語を慎む。
●現世利益の霊験を信じ、八十八使の煩悩を消滅させる。
  遍路する上で、守らなければならない戒律が十善戒。しかしこれは遍路の際だけに守る
  ことではなく、日常のあたりまえに守るべきものでもある。十善戒は、身(からだ)と口と意
  (こころ)のはたらきを正しくして生きていくことを心に誓い実践していくこと。弘法大師は「
  諸戒は十善を本とする」と説し、ている。

巡礼のお寺に着いたら以下の要領で巡拝します
山門にて(山門から入り山門から出ます)
合掌し手を合わせ一礼する。寺の場合は左側から入り左側から出ます(神社の場合は
右側通行)このときスゲ笠以外の帽子は脱ぎ一礼仏様が山門までお迎えに来て下さっ
ていると、感じます。帰るときも、見送って下さつています.手洗いで、
手と口を清める。左洗う 右手洗う 左手に新鮮な水をくみ口を濯ぐ 左手洗う しゃくの手元
を洗い元も位置に置く他の巡礼の方がしゃくを使いますので絶対に水を直接当て濯がないよう

本堂に参り、
線香、ロウソク、納め札1枚、供物料としてお賽銭を納める。念珠をすり、合掌してお経を唱える。
線香3本(本人.先祖様.弘法大師様)ロウソク1本線香は、お祈り中にお迎えしている仏様を香
でもてなします。ロウソクは心に灯す智意です。火は自分の持ってきたマッチ.ライターで灯明
する(種火が有るときはこれを利用しても良い)

本堂で次要領で唱えます 開経偈(かいきょうげ)   一返

無上甚深微妙法    むじょうじんじんみみょうほう
百千萬劫難遭遇    ひゃくせんまんごうなんそうぐう

我今見聞得受持    がこんけんもんとくじゅうじ
願解如来真実義    がんげにょらいしんじつぎ


開経偈の意味
無上甚深微妙法  すぐれたる、深き、み教えは
百千萬劫難遭遇  法緑なければ遇いがたし
我今見聞得受持  我今、見聞し、身につけることを得たり
願解如来真実義  願くばみ仏の真理の道を理解したてまつらん




2 懺悔文(ざんげもん)   一返
我昔所造諸悪業      がしゃくしょぞうしょあくごう
皆由無始貪瞋癡      かいゆむしとんじんち
従身語意之所生      じゅうしんごいししょしょう
一切我今皆懺悔      いっさいがこんかいさんげ


懺悔文の意味
我昔所造諸悪業  我れ昔より、つみ重ねたる悪業は
皆由無始貪瞋癡  むさぼりと、いかりと、ぐちの
従身語意之所生  心と言葉と行為のおりなすところ
一切我今皆懺悔  今、すべて俄悔したてまつる
 
3  三帰(さんき)      三返

弟子某甲  盡未来際     帰依佛  帰依法  帰依僧   
でしむこう  じんみらいさい  きえぶつ きえほう  きえそう
 

三帰の意味
我れ今生より未来にいたるまで、仏法僧、を よりどころとして、
変わることなからんことを  誓いたてまつる

4  三竟(さんきょう)       三返
 
弟子某甲  盡未来際     帰依佛竟    帰依法竟     帰依僧竟
でしむこう  じんみらいさい きえぶつきょう  きえほうきょう  きえそうきょう

三竟の意味
我れ今生より未来にいたるまで、  み仏を信じ、み教を光とし、み仏の教えをつどい
説かれる僧伽に帰依したてまつる

5  十善戒(じゅうぜんかい)   三返

弟子某甲  盡未来際  不殺生  不偸盗   不邪淫  不妄語  不綺語  
でしむこう  じんみらいさい ふせっしょう ふちゅうとう ふじゃいん ふもうご ふきご

不悪口
  不両舌  不慳貪  不瞋意   不邪見 
ふあっく ふりょうぜつ ふけんどん ふしんに  ふじゃけん



十善戒の意味
   −、不殺生〈ふせっしょう)    殺生することなかれ
   二、不偸盗(ふちゅうとう)    盗むなかれ
   三、不邪淫(ふじゃいん)     邪淫することなかれ
   四、不妄語(ふもうご)       偽りをいうことなかれ
   五、不綺語(ふきご)       虚飾の言葉をいうことなかれ
   六、不悪口(ふあっく)      悪口をいうことなかれ
   七、不両舌〈ふりょうぜつ)    二枚舌をつかうことなかれ
   八、不慳貪(ふけんどん)    貪ることなかれ
   九、不瞋意(ふしんに)      怒ることなかれ
   十、不邪見(ふじゃけん)     正しくない考えを起こすなかれ



6  発菩提心真言(ほっぼだいしんごん)  三返

  おんぼうちしった ぼだはなやみ

  発菩提心真言の意味  清らかな仏心の蓮華を我が胸中に開かん

7  三摩耶戒真言(さんまやかいしんごん)  三返

 おんさんまや さとばん
  
 三摩耶戒真言の意味
       仏性もとより平等なれば、仏と一体になり 即身成仏せん

8  般若心経(はんにゃしんぎょう)     一返

9  御本尊の真言(こうにょうしんごん))  三返

  各お寺にお祀りしてある本尊の真言
10 光明真言(こうみょうしんごん)  三返

おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだらまに はんどま 
じんばら はらばりたや うん


11 御宝号(ごほうごう)            三返

  南無大師遍照金剛 

12 回向文(えこうもん)             一返

願わくばこの功徳をもって 普く一切に及ぼし 我等と衆生と皆共に 仏道を成ぜん 



大師堂に行き
本堂と同じ要領でお参りしますが大師堂ではお祀りしているのが弘法大師様の為御本尊の
真言の部分は省略しておつとめします
次に納経所へ行き 納経帳300円 白衣200円 掛け軸500円の朱印いただきます
又第20番札所では白衣に鶴の朱印第39番札所では亀の朱印していただけます(200円)

山門にて(山門から入り山門から出ます)
合掌し、一礼する 頭にお参りさせていただき有り難うございましたと感謝の気持ちを込め
て一礼するおつとめ終わってから鐘は帰り鐘と言って鳴らしてはいけません これですべて終
わりましたので次ぎのお寺へ向かいます

念珠の持ち方
念珠は、右手の中指と、左手の人差し指に掛けます。一ヒネリさせると、新しい念珠も擦り
やすい.

納め札
ひとりの修行者として、お札を霊場に残します。お札は、修行者が行の証に、行場に師や
施しを頂いた方に差しあげるものです。






1  本堂に一枚、お大師堂に一枚納めます。(納め札入れが各寺の、本堂と大師堂にありま
  す。)写経入れには入れないよう
              
2 お接待を受けた時も、一枚差し上げます。
  自分の積んだ功徳が僅かでもあれば、お接待を下さった方の為に、惜しみなく差し上げる心で
  差し上げます白い納め札は1回〜4回 青い納め札は5回以上7回赤色納め札は8回以上24
  回銀色納め札は25回以上49回金色納め札は50回以上錦札は100回以上お遍路された方が
  使います。 100回以上巡礼された方たくさいいいらっしゃいます巡礼中実際に100回以上
  巡礼されていない方が錦の納め札お金で売りつける方がいますので十分注意ください

注意 巡礼中トイレに行く時は必ず杖.笠.さんや袋.数珠.わげさは等トイレに持ち込まない
    杖は橋の上ではついて渡ってはいけない

般若心経の意味

「観自在菩薩という方は、深く智慧を得る行の中で、この世に存在するものは実体のない五つ
の要素よりなると知り、を離れ、悟りを得られたのだ。」シヤーリプトラ(お釈迦様の弟子の名前)
ょ、「この世の中で、常に移り変わる現象には実体がない、空なのだ。それがこの我々が生き
る世界の本質だから、私たちの日に映る世界で、感じ、想ったこと、行い、知り得たと思うことに
も、すへてに実体はないごシヤーリプトラよ。「この世の移り変わる物の真の有り様は、生じるこ
とも、滅することもない。汚れもせず、汚れを離れることもなく、増えも、減りもしないごゆえにシ
ヤーリプトラよ、「この空を知るものは、物質の世界で自分が感じ、心に思い、行い、知ることにも
煩わされない眼にも、耳にも、鼻にも、舌にも、身体にも、心にも煩わされない。ものの姿や、声
や、香りや、味わいや、触り心地や、ここちよさや不快にも煩わされない。眼に写る世界から意
識の領域にいたるまで何にも煩わされることはない。(したがって、さとりもなければ)迷いもなく、
(さとりがくなることもなければ、) 迷いがなくなることもない。老いや死にすら実体はない、老い
と死がなくなることに煩うことはない。苦しみも、苦しみの原因も、苦しみを滅することも、苦しみ
を抑える道にも、実体はないのだから・・・知ることや、何かを得ることにも執着してはならない。
持つことに実体はないのだ。この菩薩は、般若波羅蜜多によって心を安んじているので、得たり
失ったりすることにも苦悩しない。自分と他者を区別することもない状態に安住している。その状
儀に住しているから、何に対する恐れもない。すべての顛倒した心を遠く離れて、永遠の安らぎ
の状態に入っているのだよ。  過去・現在・未来の三世のなかでこの真理に目ざめ、仏となった
人々は、すべて、永遠の安らぎの状態を与える般若波羅蜜多により、この上ない正しい知恵を
得たのだ。その智慧の大いなる真言、大いなるさとりの真言、無上の真言、無比の真言は、す
べての苦しみを取り除く、般若波羅蜜多の呪文なのだ。」その真言は次のように説かれている
のだよ。ガテー ガテー パーラガテー パーラサンガテー ボーデイスヴアーハー(往ける者よ
、往ける者よ、悟りの岸へ全く往ける者よ、あなたがたのさとりと安らぎの、成就されんことを。)
智慧の教えの経



                         四国八十八ケ寺霊場会公認先達
                         770−8071    
                         徳島市八万町中津山4−129
                            個人 中村タクシー
                            中 村 功
                         電話 088−653−0280 
                         FAX 088−653−0480
                         携帯090−8281−4679



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