四国霊場 第十二番札所 焼山寺 しょうさんじ

住所  徳島県名西郡神山町下分字地中   
     電話 088−677−0112  宿坊有り  
     標高約850メートル   晴れていれば淡路島 徳島市内一望 
宿坊あり 100人程度 階段70段程度 大型車はお遍路駅(鍋岩)まで
冬期は積雪が多い為チェーン等必要
                                       





新しく完成

秋焼山寺へ行く























本  堂



新しくなった大師堂





納経所





開基は修験道の開祖役小角といわれ、小角が焼山寺山を道場として拓き蔵王権現を祀ったことに始まるとう。のちに弘法大師がおとずれた時、焼山寺山の台地に大蛇がいて、火を吐いて山を焼くなど村人を顔らせていることを開いて、水輪の印を結んで退治に出かけた。襲いかかる大蛇を虚空蔵菩薩の加護を得て退治、岩に閉じ込め三面大黒天を祀り、前に虚空蔵菩薩像を安置したという。山号はこの縁起に由来する。奥の院はさらに1Kmほど大師堂右側から登る。途中に大師が護摩を修した大岩があり、その岩上には蛇伏せと称される大師爪彫りの三面大黒天が残されている。焼山寺は古くから修験道の修行地として名高い山岳寺院で、『阿波国太龍寺縁起』には、弘法大師の修行地として挙げられている中世には武士や庶民の信仰も集め、足利尊氏は鎮西下向の折にこの寺を祈願所とした。一時は戦国の戦乱に巻き込まれたこともあったが、江戸期には藩主蜂須賀家の帰依を受けて発展した。
戦火も逃れた鐘
焼山寺の鐘は2つの鐘のうちの1つを寄進されたもの。ところが徳島市内に置いた鐘の方はよい書を鳴らさない。そこでこの鐘との交換を申し出たが、鐘は「いな−ん(戻らない)」と鳴り響いたという。また、大東亜戦争の際に供出するために馬車に乗せたところ、たちまち馬が苦しみ、運べなかったという。
三面大黒天

弘法大師作のもので、中央に大黒天の像を、右面に昆沙門天の像を、左面に弁財天の蔵を彫ったもの。本堂に向かって左側の三面大黒天堂に安置されている。日本三体のうちの一つであるが、他の2体はそれぞれの場所で焼失し、現在ではこの焼山寺にまつられているもののみだそうだ。毘沙門天は手に持った塔から珍宝を出して民衆に授ける福の神であり、弁財天は水に静深い女神で、その手に持った琵琶から心地よい昔を出して民を喜ばせる神様で知恵の徳を授けてくれる。大黒天は戦闘の神であり、悪魔を降伏させるカがあるという。この3人の押が一体となっているだけあって、除災招福の神として大変深い信仰を集めている。

本尊  虚空蔵菩薩     開基  役行者小角    
本尊の真言 のうぼう あきやしきやらばや おん ありきやまり ぼり そわか


マル秘情報

ここのお寺は巡礼者以上の本数の掛け軸納経帳白衣の朱印はできません当然と言えば当然なのですがくれぐれも遵守ください
巨大杉

山門をくぐり寺内に足を踏み入れて驚くのは、杉の巨木の多さである。幹の樹周4−5m前後の巨木の杉は天然記念物に指定されている。山門付近に約40本、本堂西南に約15本そして奥の院に至る山中に数百本余りあるという。推定樹齢は約300年で、焼山寺のシンボルとなっている。少し三重県の伊勢神宮を思いだします。











真冬の焼山寺 積雪30cm




































































歩き遍路の方は藤井寺から焼山寺に来る途中1本杉があったと思います 1本杉と「杖杉庵」の納経はここで朱印してもらってくださいほとんどの巡礼の方は1本杉と「杖杉庵」を訪れませんが一度お参りしてみてください



遍路の元祖衛門三郎の「杖杉庵」イチョウに匪ほれた静かなお堂で、衛門三郎が病死した場所といわれその墓もある。衛門三郎は、伊予国の荏原に生まれた、たいへん欲が深い男だった。ある日托鉢僧が三郎の家の前に立った。三郎は僧を馬の鞭で払ったので、僧の手から鉄鉢が滑り落ち、鉄鉢は八つに割れ散った。すると翌日から、三郎の8人の子供たちが8日間のうちに次々と死んでいったという。托鉢僧は大師だったのだ。「子供が死んだのは、私の罪のせいだ」と考えた三郎は、大師の後を追いかけて、八十八ケ所を歩いた。ところが、21回まわっても大師に会うことができない。22回目、八十八ケ所を逆にまわり、ついにこの焼山寺で大師に巡り会うことができたのだ。大師に「何か望みはあるか」と尋ねられ、三郎は「もう一度生まれ変わり民衆のために功徳をつみたい」と言い残して、息を引きとった。大師はこのとき「衛門三郎再来」と書いた石を三郎の手に握らせ、再来を祈願した。大師が墓標として三郎の杖を立てると、杖から芽が出て大杉が育ったとか。だが現在の境内にある杉は、享保年間に火災で焼けた後に芽生えた杉らしい。堂の中には、弘法大師と衛門三郎の木像が祀られている。五十一番右手寺には、三郎の生まれ変わりとして生まれてきた子供が握り締めていたという石が残っている。また四十七番八坂寺の近くには、三郎の子供たちの墓が残されている。























近くの観光情報
雨乞いの滝 神通の滝 神山温泉(宿泊可)田舎の宿にしては宿泊料金が割高です泉質は含重曹食塩泉で、神経痛や筋肉痛、冷え性などに効能が高いといわれている。気泡湯やサウナうたせ湯、ボディシャワー、水風呂なとの浴槽がある。
住所 徳島県神山町神領本上角 電話088・676・0257 営業時間10:00〜20:00 定休日火曜
このあたりの特産物
スダチ(元祖スダチ生産地) ウメ 神山の青石 


四国八十八カ寺霊場巡礼のお問い合わせお申し込みは下まで   
四国八十八ケ所霊場会公認 大先達  別格20霊場会公認先達
770-8071 
徳島市八万町中津山4−129
徳島個人 中村タクシ− 中 村 功
電話 088−653−0280  FAX 088−653−0480 
携帯 090−8281−4679

当ホームページの写真及び内容許可なく無断転用お断りします
AAAAA


個人中村タクシーメインページ にもどる   第13番札所  大日寺へ行く