四国88カ寺霊場 第42番札所 仏木寺  ぶつもくじ

住所  愛媛県北宇和郡三間町字 則273 電話  0895−58−2216

本尊 大日如来 開基 弘法大師
本尊の真言 おん あびらうんけん ばざら だどばん        


山 門

山沿いの田園道を四`ほど歩むと道沿いに仁王門があり、石段を登ると鐘楼、左の奥まったところに本堂、大師堂がある。本堂左手にはかつての通夜堂がある。十数年前までは女の乞食遍路などが住みついていたが、いまはきれいに改築されている。縁起によれば、大同二年、この地を巡錫していた大師は、牛をひいていた老翁に出会いすすめられるままにこの牛にのった。すると近くの楠の杖に一つの宝珠がかかっているのを発見した。この宝珠は大師が唐におられるとき、有線の地を選ばれるようにと、三鈷とともに東へ向けて投げた宝珠であった。大師はこの地こそ霊地と直感し、楠で大日如来を刻み、その尊像のマユの間に宝珠を納めて本尊とし、堂宇を建立して一環山仏木寺とした。その後牛馬安全の守り仏として信仰をあつめた。宗尊親王の護持仏や西園寺氏の祈頑ならびに菩提所となったこともあり、慶安以降は藩主の保護によって伽藍は再建された。旧府六月に行われる「瓜封じ」で有名な仏木寺これは体の古い部分をキュウリに封じ込め、身代わりに川に流すというもの寺は本尊が大日抑来(だいにちによらい)であることから、大日さんとも呼ばれる



伊予 七福神




新しく出来た六角堂


本 堂


大 師 堂

本堂
本掌は、享保13年1728)に吉田藩主・伊達若狭守によって建立されたものといわれている。建立時の大師堂は現不動掌こされ、現大師堂は比較的新しい。また大師堂に安置されている弘法大師像は、檜の寄木造りの見事ノなもの。正和4年(1315) の銘が入っているが、これは胎内銘入りの大師像としては、日本最古ではといわれている。

茅葺き屋根の鐘楼
仏木寺でひときわ風情を醸し出すのは、霊場の中でも珍しい茅葦き屋根の鐘楼堂。これは、元禄年間1688-1704) に再建されたといわれており、誇っている。

家畜堂
牛馬家畜の守護仏として知られる仏木寺場合は、床の間や仏壇に置き、体の悪い部分を撫でながら祈りを唱える。腐りそうになったら、木の根元に埋めればよい。農村らしい、のどかな行事だ。らしいお堂がここ。毎年、旧暦6月の土用の丑の日と二の丑には、「瓜封じ」の供養が行われている。これは、瓜丁キュウリ)を人間や牛馬の身代わりとして病気を封じ込め、川に流すというもの。手順は祈願の内容を口頭で伝えて持参した瓜を渡すと、穴を1カ所開けて祈祷をしてくれる。その穴に札を詰めて、大豆でふたをしたものを頂く。これは家に持ち帰ってもよい。

紅葉時第42番札所 仏木寺  撮影者 中 村 功




























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