四国八十八ケ寺霊場  第66番札所 雲辺寺 うんぺんじ

住所 徳島県三好郡池田町白地字のろうち
     ロープウエーで7分車で行きたい方は可能 徳島側から参道維持費500円必要





本尊  

千手観世音菩薩

開基 

弘法大師

本尊の真言 

おん ばざら  たらま きりく         

























雲辺寺
雲辺寺山の山頂にある。雲辺寺山は921mの高い山だから、ここ雲辺寺は四国霊場では一番高所の札所ということになる。以前はバスで雲辺寺口まで行って、徒歩で2時間ほど山道を上る難所の一つだった。だが今ではロープウェイでは7分ほど。雲の中を通り抜けながら、難なく山頂まで行ける。ロープウェイの山頂駅から本堂までは、400メートル程度歩く。山頂にこんなに広い境内があるとは驚きである。樹木に覆われた茶色い屋根の仁王門は素朴で、門の中では赤い仁王像が睨みをきかせている。境内は広く、本堂のまわりには杉の巨木が生い茂っている。本堂は簡素でがっちりしていて、いかにも山寺という感じである。ほかに大師堂、護摩堂、書院、鐘楼堂などが広い境内に建っている。

五百羅漢像
弘法大師が入唐の際、初めて土を踏んだ赤岸鎮福建省(せきがんちんふっけんしょう)の五百羅漢院の羅漢像を模して刻んだもの。山頂駅から境内にいたるあちこちに安置されており、近年、完成予定。経漢とは、釈迦の弟子となって悟りを開き、庶民の立場で因縁をといた聖者のこと。喜怒哀楽に満ちた様々な表情が並んでいる。

おたのみなす
本堂の脇にある、ブロンズ製のなすの形をした腰掛け。「親の教えとナスピの花には一つの無駄もない」の諺にもあるように、なすの花は一つの無駄もなく実るもの。また、「なす」と「成す」をかけて、努力が認められて願いが叶えられると言われている。だから、これに座って「お頼みなす」と願を掛ければ、いつか叶う日がくるかも。


本 堂




寺が創建されたのは、延暦8年(789)。弘法大師が16歳の頃、寺の建築材を求めて登山したところ、霊山の趣に引かれて堂宇(どうう)を作ったのが始まり。以後は僧侶達の学問を修める場として栄えた。鎌倉時代には関所の役割も兼ねた大寺院だったという。戦国時代には土佐の長宗我部元親が登山し、眼下に広がる讃岐や伊予の平野を望みながら四国併合の野望を抱いた話は有名。元親が自分の野望を当時の住職俊崇坊(しゅんそうぼう)に打ち明けると、「あなたの器は土佐一国の主だ。それが四国の主になろうとは、茶釜の蓋で水桶の蓋をするようなもの。今は兵を引いて土佐へ帰り、領民を愛するが良い」と説法したという。戦いにおいては手段を選ば親がこの時ばかりは住職の言うことを聞き、雲辺寺も戦禍を免れた。
毘沙門天展望館
雲辺寺ロープウェイの山頂駅を降りて正面に見える、巨大な毘沙門天像。展望館になっており、雲辺寺よりも高台に位置するので、360度の眺望が楽しめる。館内は山の四季や眺望を撮影した写真や、八十八力所の版画を展示してある








おたのみナス








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